明治政権は、異様なほどに前政権の施政を否定的に喧伝していた。

徳川政権のやっていたことはすべて前近代的で、封建的で、まったくダメなもので、それを明治政権がきちんと近代化した、という物語を広めていた。

昭和の後半になっても、みんなそれを信じていた。徳川時代もそんなに悪くなかったのではないか、と言われ出すのは、それこそ平成に入ってからである。

鎖国は、そういう明治政府による前政権の否定の一材料として、しきりに使われていた。

江戸幕府はなぜ「鎖国」したのか 〜現代日本人が見過ごしがちな真実(堀井 憲一郎) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) (via bacars222)